マーケティング Diary

インタービスタ 上野啓子のブログです

2012年6月に読んだ本

CIMG4421

「ハーバード白熱日本史教室」北川智子著(新潮新書):もともと理系が専門だったのに、ハーバード大学で日本史を教えることになったパワフルな生き方がお見事!”Lady Samurai”という視点で最初は16名だった授業を100人以上が集まる大人気授業にしてしまった著者の努力や工夫にぐいぐい引き込まれます。
どういう生徒を対象とするのか、何を伝えるのか、どう伝えるのか。
まさに授業を一つのプロダクトと考え、生徒が飽きずに取り組めるよう戦略的に考えられた素晴らしい授業なんだと思う。

「大往生したけりゃ医療とかかわるな」中村仁(幻冬新書):父の癌治療が緩和ケアの段階に入っているからか、癌を扱った本や番組にやたら目が行きます。この本では「自然死」することがいかに今の医療体制下では難しいのかということに焦点をあて、胃ろうや心肺蘇生など延命治療に対しても問題を提起している。もちろんすべての医療とかかわらないのは今の時代無理というもの。
患者の家族として感じるのは、患者自身だけでなく家族も様々な局面で決断を求められ、「これで良かったのか」という思いが常にあるということ。それは時に家族同士のもめごとになったり、自分を責めたり、何より患者自身が一番体がつらいのにも関わらず家族に気もつかいながら闘病している、、それがまたわかるから家族もせつなくつらい、、。そんな時、妹が探したどりついた癌の緩和ケア専門のクリニックの院長に今日父は診察を受けた。偶然にも先生と父が同郷だとわかって思わず握手してくれ、そんなちょっとした偶然がすごく嬉しかったりする。何をするか、ということよりもどう接してもらえるかということがこの段階では本当に重要。
入院も必要に応じて一時的にはしながら、在宅での訪問看護と往診を組み合わせていけるようにしましょう!と言われてとにかく何が理想と決めて臨むのではなく状況に応じてやっていくしかないと思えた。

Written by intervistatokyo

2012/06/30 @  

カテゴリー: Books