マーケティング Diary

インタービスタ 上野啓子のブログです

Archive for 1月 2013

2013年1月に読んだ本

2013-01-24 10.24.58

お正月休みもあったので、結構ずっしり系の2冊。

「ファスト&スロー Thinking Fast & Slow」上~あなたの意思はどのように決まるか?ダニエル・カーネマン(早川書房):
いやあ~読みごたえありました。
これでまだ上巻のみ。ふう~。心理学ながらノーベル経済学賞をとった代表作だけあって、実験の数々が非常に面白くて、考えちゃいました。人間の脳の”システム1”と”システム2”のそれぞれのくせ、それぞれの役割というものを知りました。今後、「これはシステム1の判断だけどシステム2でちゃんんと考えた方がいいのか」とか「これはヒューリスティックに判断しているだけじゃないのか、とか色々迷いそう(笑)。
今までなんとなく理解していたと思っていたけど、「ヒューリスティック」や「バイアス」そして「アンカーリング」などがいかに我々の認識に影響を与えているのかというということが、これでもかこれでもかと実験を通じてわかりましたね。いや、恐ろしい。
アンケート票の質問を考える時、分析をする時も、もっともっとそういう影響を考えないといけませんね(今さらですが)。

「コトラーのマーケティング3.0」フィリップ・コトラー著(朝日新聞出版):2010年に日本での初版なのでもっと早く読むべきだったですが。マーケティング3.0では、ソーシャル・メディアの普及に伴って顧客である我々が企業や製品に関する評価を手軽に共有できるようになったため、これまで以上に顧客からも、社員からもその企業の社会的存在価値が認められ尊敬される企業であることが期待されるということだろうか。企業にとっては、製品性能だけではなく全人的なことを期待されるので大変だな~と思うが、それだけ世の中全体が良くなっていくことが真に望まれている結果ということだろうか。う~ん、難しい。

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2013/01/28 at  

カテゴリー: Books

映画「ファースト・ポジション」を観てきました。

http://www.firstposition-movie.com/

ローザンヌ・国際バレエコンクールは、知っていましたが、ユース・アメリカ・グランプリは知りませんでした。
ユース・アメリカ・グランプリに挑む若い子供たちの姿をドキュメンタリーで追った映画です。

監督も若いころバレエをやっていただけあって、バレエのための体を作っていく苦労が沢山表現されていました。
夢に向かって挑む7人の子供たちを追ったものですが、中には故郷の家族を支えるため奨学金をもらってバレエ学校に入るためにがんばる男の子、戦争で両親を亡くし養子としてアメリカに来た自分の未来のすべてをかけて(黒い肌の子はバレリーナになれないなんて偏見にも同時に)挑む黒人の女の子の姿にコンクールで踊る姿に最後に涙があふれました。
夢に向かう力ってすごい!です。

Written by intervistatokyo

2013/01/24 at  

カテゴリー: 行ってみました

白隠展@bunkamura ザ・ミュージアム

2013-01-20 15.12.05

友達と白隠展に行ってきた。
NHKの「日曜美術館」を事前に観てから行ったので良くわかりました。
白隠の書画は美術史上はこれまであまり注目されてこなかったが、書画を通してすごい人なのだ、と言うことが私なりに実感できました。

白隠は、禅の教えを伝えるために書や絵を書いてそれを惜しげもなく、みんなにあげたようです。禅の教えをわかりやすく伝えるためにいろんな工夫を施したパワフル書や絵をみていると、みんなを楽しませようという熱い心意気が感じられます。
ユーモアのある絵(韻を踏んだというかおやじギャクのような書)、風刺のきいた絵(富士山の前の行列の絵)、漫画のような戯画、完成度の高い達磨絵、とにかく観ていて飽きない。自画像のような達磨の絵の数々は年齢とともに変化していく様がリアルです。

これだけ沢山の全国のお寺や個人コレクションから白隠の書画を一堂に集めた展覧会はめったにないそうです。
エネルギッシュで人間味にあふれ、禅の教えをとにかく伝えたいのだ!という白隠の思いが伝わってくる展覧会でした。

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2013/01/19 at  

カテゴリー: 行ってみました

「はじまりは、国芳~江戸スピリットのゆくえ」を観てきました

2013-01-12 12.40.39

横浜美術館で歌川国芳からはじまる江戸末期から昭和初期までの流れをたどる展覧会を観てきました。
歌川国芳もそうだけれど月岡芳年という国芳の弟子の浮世絵が印象的。
まるでアニメの原点ここにありなのかも、、と思える大胆な構図とドラマチックなところがかっこいい。

お昼を食べてから、みなとみらいでさくっとバーゲンハンティングして帰ってきました。
天気もよく、幸い高速もさほど混んでおらず、すいすい帰れました。明日は天気が崩れそう。

Written by intervistatokyo

2013/01/13 at  

カテゴリー: 行ってみました

「さなぎ」を観ました

2013-01-11 18.04.10

渋谷ユーロスペースにて、ドキュメンタリー映画「さなぎ」を観てきました。http://tristellofilms.com/sanagi/

監督とは、同じ会社で一緒に働いていた同僚つながりということもあって、今回の作品も楽しみにして観に行きました。終了後は一緒に観に行ったやはり以前同じ会社で働いていた仲間と監督とみんなで食事もでき、何年ぶりかでお互いのいろいろをたくさんおしゃべり出来たひとときでした。

今回のドキュメンタリー作品、「さなぎ」~学校に行きたくない~は、女の子が成長する過程で学校という集団優位の世界に違和感を感じてそこに行けない日々があったりしながらも、長野の自然に抱かれて友達と遊びながら一緒に大きくなっていく姿や、それを温かく見守る素晴らしいお母さんや祖父母との日々の暮らしをつづった作品。

こんな自然がいっぱいのところにいる子供たち、特に小学校低学年だったら、ほんと学校に行っている場合じゃないな~なんてうらやましく思ってしまった。秘境のような清流で泳いだり(このシーンがまたいいのですよね)、原っぱでゴロゴロ~と転がったり(これも気持ちよさそう)、樹の上でおしゃべりしたり、道端に大の字になったり、ああ~こんなに自然と戯れ、自然を体の一部に出来たらそれはそれは、大人になるうえでものすごい宝ものです。

そして両親がいなくなってしまった私にとって、彼女たち三世代の何気ない食事風景なんてほんと涙もの。振り返ってみれば奇跡のような幸せな日常。そういうかけがえのない日常を見守る監督のカメラごしの温かいまなざしも感じました。

Written by intervistatokyo

2013/01/12 at  

カテゴリー: 行ってみました