マーケティング Diary

インタービスタ 上野啓子のブログです

ニューロ・マーケティング~脳科学と心理学でCM評価をひも解く

DNPと㈱デコムが共同で実施する新手法の説明を聞いてきました。
http://www.dnp.co.jp/seminar/130312/
慶応大学理工学部の満倉靖恵先生の発表では、ニューロ・エンジニアリングの領域での脳波という生体信号の研究の中から今回マーケティングに応用する脳波測定についての説明があった。
脳波でも感情(好き嫌いや興味のあるない)を測定するには左前頭葉(FP1)という部位の脳波を簡単に装着できるヘッドバンドのようなもので測定するとのこと。
最初に被験者にCMを提示して1秒ごとの脳波を測定し、その後測定した脳波の結果を見ながら、㈱デコムのビジュアル刺激法(写真を沢山見ながら投影法的に潜在意識にあるものを引き出す方法)を使って、脳波の動いた(興味をもった)理由を見つけ、それによってCMの素材開発をしていくというものだった。
事例は、野菜ジュースの事例で、判断に迷うようなCMの素材(シーンやカット、コピー)の選択基準が脳波結果とビジュアル刺激法によって明確になるし、またCM開発のための知見が蓄積できるという点が特徴だということだった。

CMの評価テストは、私自身デプスインタビューで何度も体験しているが聞かれている方の人もなかなか理由を説明できない時がある。
今後事例が増えていろんな知見がたまっていくと指標が出来て(これくらいの脳波の反応がないとダメだとか)、CMクリエイターもなかなか大変だなと思ってしまう反面、企業側にとってはCM案の選択基準が明確になっていいなとも思うし、リサーチャーとしてはその脳波の変化した理由がどの程度明確になるのかにとても興味がある。

Written by intervistatokyo

2013/03/12 @  

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