マーケティング Diary

インタービスタ 上野啓子のブログです

トマ・ピケティの格差論

2015-02-07 16.21.152015-02-07 16.31.43

アメリカの保険制度やオバマケアと呼ばれる新しい保険制度の問題点やこの制度によって結局得した人は誰かということを書いた本「沈みゆく大国」(集英社新書)を年末に読み、ジャーナリスト堤未果氏の本をもっと読みたくなり、「㈱貧困大国アメリカ(岩波新書)」を買いました。
オバマケアによってかえってジレンマに陥る医師と患者。得した保険会社と製薬会社。こんなことになっているんですね、アメリカ。

次に読んだ「㈱貧困大国アメリカ」では、効率をつきつめるばかりにどんどん食物工場と化したアメリカの作物や食肉の実態を知ることに。遺伝子組み換え作物や抗生物質や成長促進ホルモンを投与された家畜による害が怖い。
また本来低所得者を救うためのSNAPと呼ばれる低所得者層を対象としたアメリカの食糧支援プログラムでかえって健康を害することになっている現実。そして、結局その陰で得をしているのはどんな企業か。巨大化した食と農業ビジネスとそしてそれによってもうけを得るウオール街。生き残れない小規模(有機)農家。1%と99%の構図。

格差はそんなにもひどくなっているのかと思っていたら、今週はトマ・ピケティ氏が来日していることでTVや雑誌の特集が目にとまりました。ピケティ氏の著書を読了する自信がなく、写真のような「30分で理解する!」という東洋経済の特集をKindleで読んでみた。経済をちゃんと勉強していない私でも面白く読めました(ちゃんと理解しているかは置いといて・・・)。
ピケティ氏が15年かけて過去200年もの各国データを集め、推計して、分析した結果が話題を呼び、格差と所得の再分配が課題になっている国々で論議する時の共通認識や論点となったことがすごいと思う。

Written by intervistatokyo

2015/02/07 @  

カテゴリー: Books