マーケティング Diary

インタービスタ 上野啓子のブログです

「2045年問題」コンピューターが人類を超える日(松田卓也著)

2016-04-26 08.16.09

2045年問題というものは、知りませんでした。
2045年に人工知能(AI)が人間を超えると予測している問題なのですね。
まるでSFのような話に聞こえるけれど、実際アメリカでは企業や研究機関が真剣に研究しているということです。

加速度的に進歩しているコンピューターの能力は、社会に出てからもう30年たっている私の世代だと振りかえれば、脅威的なスピードでの進歩を体感しています。
大学院時代に先生に以前は手回し計算機だったのですごく時間がかかったんだよという話を聞きながら、なんて便利になったのだろうとIBMの大きなコンピューターを使って穴をパンチしたカードを集計室で読み込ませて計算していたのですが、今では一人でパソコン使って、エクセルで簡単に計算したり図表が作成できるようになったのは、びっくりぽん!(古い)です。

国立国会図書館や大学の図書館で書類で申請して書庫から本や新聞記事を出してもらい何日もかけて情報を集めていたのが、今ではネット検索で数秒で出てきてしまう。これも脅威的。
会社を辞めてフリーで仕事を始めたころ、携帯はまだなく、留守電をリモートで外から聞いて移動していましたが、そのうち鞄のような携帯電話を持っている人も出てきて、それがどんどん小さくなり、あれよあれよという間に今のスマホになりました。ということは、今後30年だって指数関数的にコンピューターの処理スピード能力がアップして人間を越してしまうことはありそうです。

人間が得意とする「パターン認識」についてもAIの認識能力はどんどんアップしているようで、そうなると意識ってAIにも生まれるのだろうかということが哲学的な課題になっているようです。意識をもつと感性をもち感情を持つことにもなるので、そうなると人間対AIという対立図式にならないとも言えない。
人が制御できるAIならばいいですが、勝手に動き出すようになってしまうのは、、怖いですね~。

AIと人類が共存というか、上手に役割分担できるといいなと素人でコテコテ文系の私は思うわけでありますが、企業の欲望や国家間の競争などいろんな要件であらぬ方向に行かないようにしてほしいと思います。
人間はパターン認識が得意だけれど、その分ある程度予測の上で動くので認知バイアスを起こしがちということも多くあります。それも含めての人間らしさ。AIもある程度ゆるくてもいいのではと著者も書いています。

Written by intervistatokyo

2016/04/26 @  

カテゴリー: Books