マーケティング Diary

インタービスタ 上野啓子のブログです

「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」を読みました

2016-06-20 11.10.08

今週は、実査があり慌ただしい週でした。
あらためて企業が持っている複数のブランドの価値をどう維持するのかについての示唆をたくさん得られた週でした。
ということで、マーケティングって何なのかがよくわかる本を読みましたのでご紹介します。

現在ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のCMOであり、かつてはP&Gでマーケティングを実践し、P&G米国本社でも体験を積まれた著者だけあって、マーケティングの基礎が大変わかりやすく書かれています。
本を書くきっかけが娘さんにお父さんの仕事って何と聞かれ、マーケティングをわかりやすく説明する必要性を感じたというだけあって学生の人が読んでもわかりやすいし、実際社会人になった人が読んでも勉強になります。
本当にそうだな~と思うのは、著者が書いているように『マーケティングの本質とは、売れる仕組みを作ること』であり、『どうやって売れるようにするかというと消費者と商品の接点を制する(コントロールする)こと。コントロールすべき消費者との接点は、3つ』

1)消費者の頭の中を制する
2)店頭(買う場所)を制する
3)商品の使用体験を制する

消費者の頭の中に「選ばれる必然を」作るということ、Brand Equityを築くための活動・ブランディングをすること。
日々、消費者にインタビューしていても感じますが、「消費者の頭の中」ですでに勝負がついていることも多い。
消費者の3つぐらいの選択肢に入ることが、実はいかに大変なことかを日々感じています。

USJが5年前から「映画だけのテーマパーク」をやめて「世界最高のエンターテイメントを集めたセレクトショップ」にブランド戦略を切り替えたのは、まずは財務体質を強化する必要があったこと。そのためにゲームやアニメのブランドを集めてパークの集客を強化し、力をつけてそして垂涎のハリーポッターを建てられるまでになったそうです。

「マーケター」という職種をもっと若い人にも広く知ってもらい理解も深めたいという著者の思いが綴られた本です。

Written by intervistatokyo

2016/06/25 @  

カテゴリー: Books