マーケティング Diary

インタービスタ 上野啓子のブログです

Archive for 9月 2016

ミラノ・スカラ座バレエ団「ドン・キホーテ」公演(東京文化会館)へ

2016-09-22 13.36.592016-09-22 17.03.36

日伊国交樹立150周年記念公演だったんですね、冒頭ミラノ市長さんのあいさつで初日が始まりました。
今日のキトリ役はもともとポリーナ・セミオノワの予定だったのですが、妊娠のため出演不可能となり急遽キトリは、シュツットガルトバレエ団プリンシパルのエリサ・バデネスになりました。
スカラ座バレエ団は、急なキャスト変更でさぞや大変だったことでしょう。
調べてみるとスペイン人のエリサ・バデネスは、はつらつとしたキトリを踊られるということだったので、楽しみにして出かけました。
想像通り、彼女が舞台に登場すると舞台全体がぱあ~と明るくなって、彼女に満ち溢れるエネルギーがどんどん外に飛び出してくるのが見えるようでした。
サバサバというか、ちゃきちゃきしたキトリとしての演技も良かったし、特徴的だなと感じたのは、彼女の手。
長い手だからなのか、手を上にあげるアン・オーのポジションにしたときにものすごく広い空間が感じられてそれが観る側に心地よいこと、不思議でした。
そしてピルエットもすごく安定していて、3幕のグランフェッテでは前半には2回転もおり混ぜながら、難なく余裕で廻っていて、見る側がまったく心配なくリラックスして観ていられる感じでした(別にこちらが緊張しても意味ないんですが(^_^;)・・・きっとお得意の役なんでしょうね、ほんとに楽しそうに踊られていました。
私にとって初めてのミラノ・スカラ座バレエ団の「ドン・キホーテ」、堪能しました。

Written by intervistatokyo

2016/09/22 at  

カテゴリー: バレエ, 行ってみました

パッケージ調査の難しさ

食品や飲料、日用品などのパッケージ・リニューアルに際して、定性調査(グルイン)や定量調査(CLTやウエブ)で選別しブラッシュアップしていくことは多いのですがこれがなかなか難しいとあらためて感じています。

難しさの理由は2つ。

1)比較対象によって評価が異なるということ⇒何と比較させて選ぶのか

課題ブランドの新パッケージ案だけでテストすると相対的にどれがいいかという観点で選ばれます。
1ブランドの候補案として選ばれた案があったとしても、それが店頭ではどれくらいの力を持つのかは違ってきます。
単独ブランドで比較してもらうとこれまでみたことのないような斬新なデザイン案にひかれがち。
ただ実際の購入現場だと、カテゴリーらしさを感じないものや違和感を感じるものには手が出ません。
ほんの一瞬で手にとってもらえるようなメッセージ(色、形、文字すべて)をどうパッケージにのせるのか、いつも決まったものを買う人が他の製品にも目をむけてくれるような力がないと店頭では埋もれてしまうので、競合からスイッチしてもらえるぐらいの力があるかどうかを判断しなくてはなりません。
ですので、店頭で競合と並んだ時を想定した競合との比較テストも必要。
そうすると単独では選ばれた案が、店頭では意外に弱い、とか目立たないということになることも多い。
コンセプトを忠実に表していたとしても、店頭では弱く目立たないとなるといつも競合を選んでいた人の目には飛び込んできません。

2)生活者(対象者)がデザインについて語る言葉を多くは持っていないということ⇒分析が不可欠

デザインを語る時に、この案がいいけれど、どうしていいと思ったのかを普通の人(デザインを勉強した人とかでない限り)はなかなか的確に語れません。
直観的に感じていることがなかなか言語化できないのです。例えば色。なぜその色がいいと思ったのかについては、それがカテゴリーを代表する色だからなのか、その色自体の特徴なのか、時代特有の傾向だからなのかなど、ある程度こちらが読み取りながら質問していかなくてはならないので、その場での次の質問につなげていくのも難しい。
各案がデザインする人の意図をきちんと伝えているのかを対象者の言葉から分析することが求められます。

その意味でデザイナーの人が直接グルインをみて、このデザイン案が選ばれた理由はおそらくこうだと思うとデブリーフィング時などに言ってもらえるとそういう視点で作っていたのかとわかることもあり、やはりデザイナーの方に同席してもらうと心強いです。

上記2つ以外にもまだまだ難しさがありますが、少しずつ知見を得て有効なリサーチができるようにしたいものです。

Written by intervistatokyo

2016/09/16 at  

新国立劇場バレエ団プリンシパル・小野絢子スペシャルトークセミナー

「ロメオとジュリエット」の魅力を小野絢子さんがお話するセミナーに行ってきました。http://jspocc.com/event/
2016-09-04 14.59.16(小野絢子さんの写真は新居さんの許可を得て掲載しています)

私は小野さんのトークショーは2回目。2014年10月のトークショーでは「眠れる森の美女」についての解説でした。
このトークセミナーで小野さんと一緒に解説しておられるバレエ・ライフプロデューサーの新居彩子さん(写真左)とは日本サッカー協会の研修で知り合ったご縁で、バレエについていろいろ教えていただいています。
新居さんは、一般のバレエ指導だけでなくスポーツ選手にバレエを取り入れた身体づくりのトレーニングも行っておられます。

今年6月に英国ロイヤルバレエ団のロメオ&ジュリエット公演を観て感激したので、今日の小野さんによる解説も興味しんしん。小野さんも秋に新国立劇場でジュリエットを踊られます。まさにお稽古が始まったところとのこと。
今日あらためてマクミラン版のロメオ&ジュリエットの魅力がわかりましたが、一番大きなことは、プロコフィエフの音楽がセリフであり、踊りを通してそれが伝わってくるということ。英国ロイヤルのロメオ&ジュリエットを観ていた時に、バレエ・テクニックを楽しむというよりは、演劇を観ているようだったのが私なりに腑に落ちました。
第3幕でベッドに腰かけてジュリエットが覚悟するシーン。これについて小野絢子さんが説明されていましたが、「これは何もしていないというより”座っている振り付け”。だからこうしようと考えてできるものではなくその日の舞台で自分の中から自然にわき出てくるものを大切にしている」そうです。
小野絢子さんの語り口は謙虚で、さりげなく話せされるのですが、その意味するところが深いです。

さてさて、今週は、5グループのインタビューがあります。がんばります!

Written by intervistatokyo

2016/09/04 at  

カテゴリー: バレエ, 行ってみました