マーケティング Diary

インタービスタ 上野啓子のブログです

シズル・ワード

2016-11-20 08.33.17

「ふわとろ」は、リサーチャー仲間から教えてもらって買った本です。
シズルワードはたくさんあれど、それをここまでまとめた本って珍しい。
第一章は、いろんなお店を経営し「おいしい」を作っている人へのインタビュー。
第二章は、「おいしい」を伝える言葉を研究している人、表現している人の章。
第三章は、映画や本に出てきていた「おいしさ」。第四章は、シズル・ワードの字引。
私は特に第二章が面白く、食のオノマトペにおける複合感覚表現というところで、例えば「ツルツルの素麺」は一つのオノマトペ(ここではツルツル)が視覚的印象と食感(触覚)と音(聴覚)とを同時にあらわしている。色んな感覚に刺激を与えるオノマトペは、おいしさをよりリアルに想像させるという指摘はほんとその通り。
サクサク、パリパリ、シャキシャキ、とろっとろ、もっちもちなどオノマトペで食感を表現されるとシズル感が高まります。
シズルカットを撮影するカメラマンが「キンキンに冷えたシェイク」や「揚げたてのあっつあつのエビフライ」や「口どけなめらかなアイスクリーム」のカットをどう工夫して撮っているのかも少し明かされています。
整然としているよりも、あえて粉がまわりに飛び散っているピザやスプーンからはみ出て垂れそうなアイスクリームの方がよりおいしそうに見えるなど、みる人の感覚に響く要素を盛り込むことが大事なんだそうです・・確かに。
おいしさは全身で感じるものであり、その経験と記憶をもとにして感じるものなんですね。

Written by intervistatokyo

2016/11/20 @  

カテゴリー: Books