マーケティング Diary

インタービスタ 上野啓子のブログです

Archive for 7月 2017

映画「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン」を観ました@ル・シネマ

ヌレエフの再来ともいわれていた天才ダンサーのドキュメンタリー。
19歳で英国ロイヤルバレエ団の史上最年少男性プリンシパルになったにも関わらず、人気絶頂の2年後に突如引退してしまった彼の人生を描いている。
父も祖母も自分の才能のため学費を工面するために海外に働きに出掛けバラバラになってしまったこと、そして両親の離婚、家族が大好きだったにも関わらず自分のために・・という思い、その後その気持ちを封じ込めて苦悩と戦っていた彼。
このドキュメンタリー映画で人生を振り返り、そしてYou Tubeでダンサーとしての引退を決意して踊ったTake Me to Churchのダンスを公開したことで(このダンスすごいです!)彼自身、自分の内面から逃げずに直視して、封じこめていた苦しみを克服することが出来たのが何より良かったと思う。
このYou Tubeで公開されたダンスには世界中から多くの反響があり、その後色んな人に支えられ、今後も踊ることを辞めず再出発する決意ができて、ダンスファンとしても嬉しい!
才能があればこその苦労。才能を授かった人にしか計り知れないものなのでしょう。
彼のロイヤル時代からの友人や、ロイヤルを辞めてから出会った人達、みんなに支えられてまたこれからも踊ってほしいなあと思います。
命をむき出しにして、苦悩する姿をさらけ出したような強い踊りは、人間の弱さと強さを同時に表していて、感動します。

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2017/07/29 at  

カテゴリー: バレエ, 行ってみました

「パリオペラ座」&「英国ロイヤル」バレエ・スプリーム公演へ

文京シビックホールにて、Aプログラムの初日を観てきました。
両バレエ団のトップダンサーが集まって踊るガラ公演ですので、とても楽しみでした。
サラ・ラムが1か月前にケガのために出られないことが発表されており、一部プログラムに変更がありました。
バレエ公演では、こういう出演変更が稀なことではないので、ダンサーは常にどんな役がまわってくるかわからないと考えて、どんな役でも短期間でも踊れるようにしておくのでしょうね、すごいなと思います。
そういう時こそ、抜擢でチャンスにもなるわけですから。

今回、私はオペラ座のオニール・八菜の踊りを初めて見ました。手足が長くてエレガントで、今まさに、ぐんぐん上昇している勢いを感じました、その意味では、最近エトワールになったばかりのユーゴ・マルシャンもそう。
二人が踊った「エスメラルダ」のパ・ド・ドゥでは、華のある二人のピタッと決める体幹の強さ、軸の強さにほれぼれとしてしまいました。どんだけ練習すれば、あの身体になれるんでしょうか・・・。

英国ロイヤルのスティーヴン・マックレーのタップにバレエを取り入れたような「アイ・ガット・リズム」、回転を取り入れた高速タップに会場が湧きました。ジゼル2幕のパ・ド・ドゥを踊った高田茜さんも良かったです。
第3幕の「ドン・キホーテ」のディヴェルティスマンでは、マルセリーノ・サンベがさりげなく決めていました。

Written by intervistatokyo

2017/07/26 at  

カテゴリー: バレエ

アドバイスする難しさ

便利な世の中なので、WEB会議・ビデオ会議で今は遠隔の得意先とも気軽に会議ができるようになりました。
この3年ほどある企業の調査チームの人達に、調査設計からインタビュー実施までのアドバイスをビデオ会議で毎月定期的にしていますが、そのグループ・インタビューが先日ありました。

他社の案件では私自身がインタビューすることがほとんどなので、このご相談&アドバイスの案件の場合、いざバックルームで座談会の進行具合を見て、マーケや事業部の方と相談しつつインタビュアーに追加質問を出したりする役割を体験すると、インタビュアーをしているときにはわからなかったことをいろいろと感じました。
インタビュアーは時間のコントロールやグループダイナミクスがうまく働いて皆が参加しているのか、質問は理解されているのかなど、どうしても事前に準備したインタビューガイドの運営に気をとられます。
またバックルームに入る人たちは、それぞれ自分の担当の課題に対する回答を求めます。直接的な答えがほしいので、直接的な追加質問になることもあります。ガイドにないこともその場で聞いてほしいことがどんどん出てきます。

今回素材が揃うのが直前となり時間がとにかくなかったということもありますが、ビデオ会議で相談したことも、もう1回現場で顔をみて直前に流れを確認すべきだったなあと反省。
また、細かいことですが、追加質問のメモを的確に出すのがいかに難しいか、普段インタビュアーで追加質問のメモをもらい、「これってどういう意味?」と感じていたことをまさに自分がしてそんなメモを渡していました。
まだ回数を踏んでいない慣れていないインタビュアーには、どうすれば、リラックスして質問ができるようになるのか、また慣れてきたインタビュアーには、どうすればその場で必要な深堀り質問が適宜出来るようになるのか、結果、双方(依頼する人も実施する人も)が満足する調査にするための事前準備と当日の運営をどう指導・アドバイスしたらいいのか、まだまだ模索しながら進めています。

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2017/07/23 at  

カテゴリー: インタビュー, 研修

イングリッシュ・ナショナル・バレエ「海賊」公演でのサプライズ

2017-07-14 18.05.28

先週からの心配ごとが一つ、それが無事うまくいったことと、仕事でもやっと一つ案件がスタートできたので、前日まで行けるかどうか決めかねていたのですが、なんとかイングリッシュ・ナショナルバレエ団の公演に行けました!
2幕で、ものすごい跳躍力でエネルギーの塊を炸裂させる踊りを見せたアリ役のセザール・コラレスさんがとにかく印象的でした。ギュルラーナ役のローレッタ・サマースケールズさんもすごかった。
もちろん芸術監督&メドーラ役のタマラ・ロホさんは安定した踊りで風格を漂わせていました。
監督しながら踊るってほんとすごいです。日本人の金原里奈さんも精緻な技術で繊細な踊りでした。

で、拍手喝采でカーテンコールも終わった後、タマラ・ロホ監督がドレスに着替えて登場。
「えっ、何、何?もしかして、もしかして誰かの昇進??」と思ったら、セザール・コラレスさんのファーストソリストからプリンシパルへの昇格の発表でした!!
文句なしの素晴らしいパフォーマンス直後の発表だけに会場はあふれんばかりの大喝采!みんな立ち上がって、おめでとう~~!と祝福の嵐でした。日本での発表という粋な計らいに会場のファンも大喜び。
私は3月にみたParisOPERA座のユーゴ・マルシャンのエトワール任命の発表のサプライズ体験に続いて2回目。
この幸運に今週の暑さによる脱力感と疲れも吹っ飛び、舞台という一期一会の芸術の醍醐味を味わった夜でした。

Written by intervistatokyo

2017/07/14 at  

カテゴリー: バレエ

「武器輸出と日本企業」望月衣塑子著を読みました

2017-06-28 11.24.10

菅内閣官房長官の会見で鋭く突っ込んでインタビューしていた人は、東京新聞の女性記者だということを知って、著書を読んでみたくなりました。お子さんも二人いて、頑張っている現役記者でこれだけの情報量を取材し本にまとめるのは大変だったことだろうなと想像しながら読みました。

武器ではなく「防衛装備品」というマジックワードや、「デュアル・ユース(民生技術を軍事でも使う)」という曖昧ワードのもとに、武器開発が日本の大学、企業で行われ、そのための開発費が巨額投入されている事実に驚きます。
デュアル・ユースなんだからという気持ちもあって企業も大学も罪悪感が薄まる。武器輸出三原則が2014年に見直され、輸出容認となってしまってからは、この傾向がますます進んでいるようです。
しみじみ、戦争はなくならないわけだ、なぜならビジネスだから、だから絡んでいる企業も大学も抜けられないほど大きな産業になっているからなのですね。
災害救助ロボットの開発技術であったとしてもそれが軍事に転用されることだってありうるわけです。
要は、科学技術を応用する人間の考え方次第ということですね。日本の大学もアメリカ軍の資金提供を受けて行われるロボット開発大会への学生の参加を認めるべきか、そこで開発された技術が軍事に反映されないのかなど危惧やとまどいも大きいとのこと。
一般市民も「防衛装備品」や「デュアル・ユース」などの仕掛けられた言葉に惑わされず、裏に隠された意図をしっかり読まないとだめなんだと思いました。

Written by intervistatokyo

2017/07/01 at  

カテゴリー: Books, 気になりました