マーケティング Diary

インタービスタ 上野啓子のブログです

「見えている」のか、「見えていない」のか、「見なくていい」のか。

50代のシニア対象の調査をしまして、あるサービスの印刷物(パンフレットやチラシなど)を見てもらい、どう感じるかを目の前で聞く必要があり、聞いてみました。
小さい文字の部分、明らかに見えていないはずなのですが、「メガネが必要ならおかけくださね」と促しても老眼鏡をかけようとはしません。「いえ、大丈夫です、見えます」と多くの方がいうんですね。
私もわかりますが、見えていないはずなんです、小さい文字の部分は。でも「見えづらい、見えない」とはなかなか人前では言わない。

これって何なのか??と考えるに、「見たいものは見えないと困る」でも「見なくていいと直感的に感じるものはもう見えなくても支障はなく」、人から聞かれると「見えていますよ」と答える。あるいは、「だいたいこんなことが書いてあるぐらいはだいたいわかっています、想像できます」ということなのか。

で、結局大きい字で読めていることだけで評価するので、実は伝わっていないこともあったりする。

たまにメガネをずらしたり、老眼鏡を出してかけてみて下さる人もいて、そんな人は「これは小さい、読めない」とか言ってくださるのですが、全員にかけて下さいと言ったところで、その方が必ず店頭でメガネ付きで読むのか、あるいは、その資料を読む時にメガネをかけるのか、メガネかけてまでも読みたくない場合、提供するメーカー側でできることは、やはりメガネなしでもある程度読みたくなるように、大事な要素については視認性を上げておくことしかできないんですよね。
製品やサービスのターゲットが40代も含む場合だとそこまで老眼になっていないので、振り切った作り方が出来なかったりもする。そして、デザイナーの方も若いので実感としてわからないことも多い。
なかなか難しいですね、シニア向けの印刷物。

Written by intervistatokyo

2018/11/19 @