第16回世界バレエ・フェスティバル@東京文化会館

2021-08-14 13.08.10
劇場でのバレエ鑑賞、久しぶりです。大事に持っていたチケットを無駄にしたくなかったのでかなり悩みましたが、2枚重ねのマスクで昨日上野へ行って参りました。コロナ禍で会場では「禁ブラボー」令が出ており、皆さん黙って拍手で讃えていました。

3年に一回、世界中のトップクラスのバレリーナが出演するこのバレエフェスティバル、私は4回目(2009、2015、2018、2021年)です。最初に見てからもう12年もたつのか~。14日(土)Aプロに行ってきました。主催するNBSの方々も世界中から参加するバレリーナの方々も本当に開催できるのかどうか、、この数か月ドキドキだったことと思います。

菅井円加さんとアレクサンドル・トルーシュさんの「パーシスタント・パースウエイジョン」、初めて観ましたが、2人の息がとってもあっていて、菅井さんのしなやかさな強さというのでしょうか、素晴らしいですね!
今年5月に英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルに昇格した金子扶生さんもエレガントで華やかで表情豊かで楽しみなダンサーですね~。オニール八菜さんも安定の美しさ。フリーデマン・フォーゲルは、ユーゴ・マルシャンが入国規制でBプロから参加となったため、2回「オネーギン」で出ておられ頑張っておられました。私はユーゴ・マルシャン、楽しみにしていましたが、残念でした~。キム・キミンは、期待通りの高いジャンプと滞空時間の長さで圧倒的でした。
スヴェトラーナ・ザハロワの「瀕死の白鳥」も堂々たるものでした。ザハロワさん、日本に来られなくなったダンサーのピンチヒッターとして急遽参加になったのですね、大変だったことと思います。
「瀕死の白鳥」は、私にとっては第14回(2015年)にみたウリヤーナ・ロパートキナの瀕死の白鳥が圧倒的に心に残っています。白鳥が息絶えていくそのはかなさ、悲しさ、弱いながら最後まで諦めない命の強さなどが彼女の腕の動きや背中や彼女の精神性から伝わってきて、もう涙ものでした。

2幕の冒頭では、今年亡くなったパトリック・デュポンの追悼の映像が流れ、サービス精神満点の心のこもったその踊りに会場はまるでそこに彼がいるかのような大拍手が生まれました。きっと彼のパフォーマンスを知っている方々にとっては、懐かしく、そして今でも生きているかのような気持ちになったことと思います。感動するパフォーマンスって感動と共に心に深く刻まれますよね。