1問1答ではない広がるインタビュー

先週はあるメーカー様向けのインタビュー演習で、3日間で6名のユーザー調査を行いました。参加者は去年もインタビューにトライした方々ですので、前回の学びを活かして必要に応じて深く掘り下げることができたように思います。回答を得るという感じではなく、相手の話したいことを話させてあげるよう、共感を示したり、寄り添う姿勢が伝わっていました。メーカーの方々ですので市場環境や製品周りのデータや知識は充分あるので、ユーザー目線で聞くスキルさえ身につけられればあとは回数を重ねるのみ!と期待しています。
そもそも定性インタビューは、こちらの想定していないことまで聞けることが大事。
1問1答スタイルで自分が知りたいことだけを聞く口頭アンケート調査みたいなインタビューでは、想定された回答しか得られません。こちらの想定していないことまで話してもらい、”あれっ”と思う光るひと言やそこに隠れた気持ちまで見抜けると良い発見につながります。

明日は、デブリーフィングで各ユーザーのインタビューから気づいたことを1人ずつまとめ、発表し、それを全員で討議し、新たな気づきにつなげていく予定です。言葉の裏側にある深い気持ちをみんなで探っていけるようオンラインではありますが、面白い化学反応が起こるといいな~。

愛用者と離反者から売上減少の理由を探る

売上が少しだけ下がってきている時にその背景を推察するために、離反者を集めてインタビューすることはよくありますが、これがなかなか難しいなと思っています。
愛用者(ヘビーユーザー)は、使用頻度が高く、記入してもらった愛用理由を見ていくことで特定できるのですが、離反者については、はっきりとしたネガティブな理由があって使用を中止したという場合にはご本人も自覚していますが、そういう人の理由は、コールセンターなどへの問い合せなどからも推察ができます。
そうではなくご本人も離反していると明確に感じてはいないけれど、よくよく考えると購入頻度が減っているという人の場合、その商品が嫌いになったわけではなくても他に選択肢が増えたことで、そちらが増えたということもあります。そのような場合には、競合製品との併用者を集めればいいのですが、競合というのは意外に広くて、同じカテゴリー以外にもあったりして特定が難しいもの(意外な製品やサービスが競合になって食い合っていたりもします)。
結局、最近購入が減っている気がするかも?という程度の離反ユーザーにインタビュー中に考えてもらいながら話を聞いていき、競合やスイッチしている製品を特定していくしかありません。そして、愛用はしているけれどなんとなくでも感じている対象商品の不満点やもっとこうなるといいのになと感じている部分を聞いていく。それら理由が離反の萌芽となっていないかを考える、つまり離反予備軍としてとらえるやり方がいいのかなと今は思っています。

今週は、ある企業様向けのインタビュー演習を3日間実施。冒頭1人目だけ私がインタビュアーになり、2人目から交代でインタビューの演習。昨年に続いて2回目参加の方もおられますので、さらに上手くなっているような気がします!

環境要因で変わる消費者マインドをつかむ

先週、調査結果速報を伝えるデブリーフィング会議を終えました。結果を踏まえて簡単にまとめたものをご報告し、商品について、販促についてどうすべきかの方向性を開発の担当の方とマーケの方と一緒にディスカッション。こんな時はやはり対面で会う方が断然ディスカッションが活発になりますね。
想像していたほど仮説通りではなく、コロナ禍による働き方や家での食事の変化、外食や買い物や調理に対する(家庭の)調理担当者の気持ちの変化もありますし、色々と複雑にからまっていました。商品自体の評価や課題はある程度想像できても、おりおりの消費者の心の中は読めないのでやはり聞いてみないとわかりません。ということで、報告書も引き続き鋭意作成中です。

今週は、4月中に実施する某メーカー様向けのインタビュー演習(参加者がインタビューを経験し私が講評)のために宿題で出していたインタビュー・フローを決める会議と、インタビュー前の心構えをお伝えする会議も実施します。

オンラインだと全国の人に聞けて便利

先週は、ある製品のユーザー・インタービューをオンラインにて3日間で8名実施し、その後すぐに今週実施するデブリーフィング用資料を作成するため、終日パソコンの画面ばかり観ていましたので、ちょっと目の疲れと運動不足。
土曜日は東京に来ていた夫の友人から連絡があり、3人で楽しくお茶をした後、たくさん歩けたので、目の疲れがすっきりとれました!散る直前の桜の名残り惜しいこと。

話を戻して、今回は首都圏以外の方々にもお話伺って、それぞれ利用の仕方は違うものの、コンセプト通りの価値が求められていることが確認できましたので、嬉しくなりました。ただ今後のための検討課題もユーザー視点から整理して、デブリーフィング時にご報告する予定です。
それにしても、手軽なオンライン会議のアプリがいっきに世の中に浸透したので、自宅からインタビューに参加してもらえて、ほんとに便利になりました。子供の頃、「テレビ電話」(言い方、昭和ですね・・)ってあったらすごいな~と思っていたのが、実現しちゃいましたね。