オンライン・インタビューならではの準備(忘備録として)

先週末8名のデプス・インタビューを終え、ZOOMの操作上での気づきを、今後のためにメモしておきます。

1)クライアントやモデレーター、書記は、開始15分前位までに待機室に入って、ホスト(事務局)に許可してもらう。対象者は、10分前位に入室してもらう(遅れる方もおられるし、早く入室いただけたら早めに始められるため)。

2)画面共有するパワーポイントのスライドはスライドショーの設定を全画面ではなく(発表者としてではなく)、「出席者として閲覧する」に設定する(全画面にならないので対象者の顔が画面共有時にもそのまま見えます)。

3)チャット画面もZOOMの設定で「飛び出る」という設定にしておくと画面共有の時もチャット画面が見れます(この設定に途中で気づきました)。

4)ホスト(事務局)は、各クライアントからのチャットをいったんまとめて受けるようにして、それをモデレーターに送りなおす。チャットが対象者には見えないように設定しておく。

5)事務局は、ビデオ無し&ミュートでインタビューを視聴するクライアント画面が出ないように「ビデオなしの人を非表示」に設定しておく、またクライアントの名前も入室後に記号などに変える(これは別のブレイクアウトルームを作るなど他の方法もあるかもしれません・・)。

6)事前課題などインタビュー中に見ながら、深堀する点は、あらかじめ印刷して手もとにおいておくか、枚数が多ければiPadを手元におきすぐにその対象者の課題がみれるように用意しておく(今回はそうしました)。

これ以外にも事務局は、対象者の見えている画面を念のために対象者に入室直後に確認してもらったり(クライアントが見えていないかチェック)、前もって対象者宅からの接続テストをしたり、直後のデブリーフィング時のURLはインタビューのURLとは分けて設定しクライアントにも連絡しておくなど、オンラインの場合、またまだ沢山やるべきことがあります。

評価してもらいたいコンセプトなどを画面共有する場合、スマホしかない対象者にはiPadを貸し出さなくてはならないケースもあります。

今回は土日のデプス・インタビューでしたので、事務所そばの工事現場の音など邪魔にならなくていいな~と安心していたのですが、なぜかよりによって土曜に廊下の不定期な清掃がはじまり、掃除する音が響き始め、とても焦りました。なんとか音声に支障はなかったようですが、今後はそういったことも事前に確認しておかなくてはと思いました。
まだ慣れないオンラインでのインタビューです。

今日はオンラインで4名のデプス・インタビュー実施

昨日からはじまっている定性調査。
昨夜は初回で、少し戸惑いました。というのは、事前に対象者の方にお願いしていた宿題を何度か画面共有しながら質問するため、その手順にあたふたしてしまったり、画面共有している時にはチャット画面が見れないため、画面共有を終了した時にチャットのクライアントさんからの質問に気づくなど、そういった操作上のことで慌てたところがありましたが、今日はその反省点を踏まえながら、さらに4名(90分×4名=6時間!)のインタビューを実施。

さすがに3人終わったあたりで、のど飴を食べないと喉が痛くなりそうでしたので、慌てて用意しておいたのど飴を食べました。6時間ずっと話しっぱなしではないけれど、喉にきましたので、帰宅後は、声を充分温存。
オンラインでの記録の方も大変だったことと思いますし、オンラインでずっと聞いておられるクライアントさんこそ、さぞや大変なことと思います。
明日は、さらに3名実施し、終了です。今回の結果を踏まえ、更新したコンセプトをもとに5月に次の定性調査へと進むことが決まっています。難しいテーマですので、ターゲットを理解すればするほど、また更なる疑問が出てきます。
難しい!明日も集中して、ラスト3人、しっかりと探索できるよう努めます。

オンライン・グループ・インタビューで気づいたこと

昨日と今日で4グループ、インタビューを行いましたので、その感想です。
オンラインですので3名インタビューで実施。時間制約上でも皆が集中してできるという意味でも3名が適正だと思いました。他にも3つほど気づきがありました。

1)画面共有で見てもらう提示物と手元で見てもらうもの
先週ブログでも書いたように、文字情報が多いものは事前に提示物を送っておいて当日開封してみてもらって正解でした。画面共有では3名が好きな時に見直せないので、今回コンセプトは印刷したものを手元で見てもらいつつ、複数パッケージ案などは画面共有で見てもらいました。もちろん資料は返信用封筒に入れて返却してもらいます。

2)グループ・ダイナミクスは可能か
初日は、フローに追われていましたが、掘り下げるポイントが明確になった2日目は、より自発的に発言してもらうよう促したところ、オンラインでも話題の共有感覚は得られた感じです。
やはり、リアルでの場を同じくしてのダイナミクスとは異なりますが、それでもある程度は可能だと感じられました。
1人ずつ聞いていくときと、皆に問いを投げかけてグループダイナミクスを促す時の使い分けをすることが大事。

3)身振り手振りを使ってパッと見てわかるようにする
買いたい気持ちはありますか?5段階評価のどこですか?などを聞いて、その結果を教えてもらう時、1人ずつ聞いていくよりも、全員が一斉に手で番号を示してもらうやり方を試してみました。オンラインでは、身振り手振りで伝えてもらう方が集中力も持続しますし、背景で観察している人にも一目でわかってもらえていいかも・・と思いました。

オンライン・グループ・インタビューの提示物

来週、オンラインでグループインタビューをします。オンラインですので3名でのインタビューです。
今回は、色んなものを見ていただきながらご意見伺うため、提示物をどう見せるかについて今週、討議しました。
リアルのインタビューであれば、ボードやプリントしたものを手元で見てもらえますが、オンラインでは3名それぞれが参加しているパソコンのモニター上で見てもらうため、文字量や文字の大きさなども配慮しておかなくてはなりません。結局、文字情報が多いものは事前に送って(当日まで開封厳禁で)、紙でみてもらうことになりそうです。
なかなかすべてをデジタル化してというわけにはいきませんが、今は自粛中でこういう方法しかとれませんので、前向きにとらえて試してみたいと思います。

今週末はあたたかいお天気ですね。もう梅が咲き始めていて、いい香りが。歩いていても気持ちの良い日でした。

ターゲットの悩みと社会課題にこたえる製品にするために

先週、ホームユース後のデプスインタビューを行いましたが、熱気を帯びた数々のお話に圧倒されました。
発言録を作ってくださった社内の方までもが、圧倒されて懸命に書き起こしましたとおっしゃっていたくらい、伝わってくるものがありました。
今回は調査会社のリクルーティングではなくwebのとあるプラットフォームで協力してくださる方を応募したルートと、クライアント独自の協力者ルートの2つでした。
対象者のお話を伺っていて”本当にがんばっている”、”なんとかしてあげたい”と感じるような方々ばかりで、やはりインタビューで詳しく聞いてみないことには、日記調査の内容だけではわからないことだらけでした。

今回の製品(&サービス)コンセプトは社会課題の解決につながるものですので、なんとか今回得た定性情報をもとに製品力をブラッシュアップして、ターゲットの悩みを解決できるようなものにしなくてはという気持ちになりました。
まずは明日、デブリーフィングをしっかりとして、インタビューを聞かれた方々全員が感じたことを共有し、プロジェクト責任者の方が迷いなく確信をもって社内でプレゼンし説得できるよう、結論をまとめたいと思います。

今週はホームユーステスト後のデプス・インタビュー

15日から21日までに9名のデプス・インタビューを実施します。
事前に試作品をためしてもらうHUT(ホームユーステスト)後のインタビューです。
日記形式で写真も撮影してもらい、感想も書き残してもらっているので、我々はそれを事前に読みこんでから1人ずつ聞きたい点をおさえておかねばならないので、かなり時間を要します。

今回は、新しい試みでwebからのリクルートではなく、あるサイトから応募をし、お願いした対象者の方々ですので、どんな人達なのか楽しみです。機縁法(リクルーターという人達が探す方法)とWebからクローズドで応募する方法(リサーチパネルから条件に合う人を探す)と今回のようなサイトからオープンに応募する方法と今はいろいろな方法があるので、うまくいけばまた活用したいところです。
レポートは今回は社内でまとめるということですので、我々はインタビューとデブリーフィングに参加し、結果の共有とそこから得られる結論を討議します。

ところでクリスマスと言えば、「くるみ割り人形」ですが(バレエ的には)、19日に東京バレエ団のくるみ割り人形をお誘いを受けて観てきました!子供の頃の発表会での苦い思い出のある「くるみ割り人形」ですが(笑)、とても楽しめました。昨日の公演は、秋山瑛さんがマーシャ、宮川新大さんがくるみ割り王子を踊られました。
2人ともとても良かったです。先日英国ロイヤルバレエ団の「くるみ割り人形」をオンライン配信していましたので、チケットを買って観ましたが、バレエ団によって舞台美術も、衣装も、振り付けも、演出も違うので面白いですね。
東京文化会館には久しぶりに行ったのですが、上野駅の公園口の位置が変わって広くきれいになっており驚きました。
コロナ以降バレエだけでなく舞台関係の方々は、公演が減り、ご苦労されていることと思いますが舞台芸術の灯を絶やさないためにも応援したい気持ちです。オンライン公演もいいけれどライブの公演で得られる刺激は、他では得られません。

デブリーフィングをする意味

このブログを「デブリーフィング」という言葉で検索され辿り着いている方が割とおられるようですので、デブリーフィングの意味を皆さん疑問に感じておられるのかなと思い、あらためて、説明してみます。
今、私はある企業の商品開発のリサーチスキルの向上研修をかねて、OJTで調査案件を毎月お手伝いしていますが、12月に実施するデプス・インタビューの案件でもデブリーフィングを何度か行います。
初日後軽く(フローの流れの調整)と中間段階で1回、そして最終日の後、1時間以上行います。

デブリーフィングの目的は、

1)同じ対象者の話でも、複数の人が聴いていると、立場によって読み取り方や解釈が異なる場合があるので、そのすり合わせをするため。

2)調査目的に沿って、結論を確認するため(レポーティング段階で結論を見つけるのではなく、実査が終了した段階で記憶がフレッシュなうちにある程度の結論の合意を得ておき、それをもとにレポートを作成する方が齟齬がない)。

3)デプスインタビューなど何日かにまたがる場合には、初日後はフローの流れの調整のため、そして中間日には、これまでで聴き足りなかったり、追加して聴く項目がないかどうかを確認するため。最終日以降は、1)と2)のような目的で。

そんなに早く結論って見えているものですか?と聞かれることがありますが、むしろ、最終日に結論が見えていないとまずいのです。調査設計をちゃんとしていれば(調査目的が明確で、聞くべき人に聞いていれば)、おのずと結論が見えているはず。そこであまりに茫漠としたことしか聞けていなかったり、聞くべき人を誤っていたら、それは設計が間違っていたことになります。ですから最初の、調査設計が大事なのです。
最初にきちんと討議して設計しないと迷路に入り込んでしまいますので、そんなことがないよう、調査目的を設定して、調査対象者の条件をしっかり決めましょう。

久しぶりの対面でのリアル・グループ・インタビュー

昨日と本日の2日間でなんとか3名のグループ・インタビューを4グループ、リアルで完了できてほっと致しました。日々感染者が増えるなか、果たして実施できるかドキドキしていましたが対象者の方も全員出席。

密を避けて着席した各対象者さんの目前にタブレット端末を置いて、そのカメラで撮影したものをリモートで中継し、クライアントさんが別室とリモートで分かれて聞いておられました。
対象者さんとはかなり大きなアクリル板を間に入れての会話でしたので、声がどうしても”こもってしまう”ように感じられ最初戸惑いましたが、それでもオンラインのインタビューに比べると面と向かって話を聞くリアルのインタビューの方がアイコンタクトもきっちりできて、感情がわかりやすく、会話も自然に進むのでやはりいいですね!
体温を計ってから入室、マスク着用、商品サンプルを触ってもらう際には手袋をしてもらう、換気のためにファンも廻すなど対策も万全でした。

インタビュー終了後のデブリーフィングも、ビデオ会議で行い、4グループの反応の差を確認しました。
対象者の反応も期待通りの結果でしたので、クライアントさんもほっとされたようです。

ところで、私がインタビュー中に使ったマスクですが、声が通るよと薦めてもらったユニ・チャームの「ソフトーク」は私にはサイズが合っていないためか、しゃべっていると下にずれてしまうので、2日目は、プリーツ型の白元の「be-style」を使いました、これは、あごのラインがフィットして呼吸も楽でしゃべっても下にずれないので気に入りました。マスクとのお付き合いもまだまだ続きそうですので、色々使って自分にフィットするものを探すしかないですね~。

小春日和でのんびり

11月末に久しぶりのオフライン(対面型)のインタビューのモデレーションをします。マーケティングリサーチ協会のコロナ対策予防ガイドラインに沿った形で互いの距離をとって3名でのグループインタビューです。
アクリル板設置はもちろん、全員マスク着用となるので、大きめの声で話さないとダメでしょうし、表情が伝わりにくいから、うなづきを多めかな~など工夫ポイント考えながら準備しているところです。
個人的には冬にそなえて、先週インフルエンザの予防接種もしてきました。

9月10月は案件と研修がたてこんでいたので、ほっとしたとたん疲れが出て、昨日はエネルギー切れしていたのですが、今日はとても気持ちの良い日だったので、四ッ谷駅からすぐの赤坂迎賓館の庭を散策してきました。西門から入ると思いのほか、人は少なくて並ばず入れました。広々とした主庭を噴水沿いに廻って、それから前庭へ。外でお茶している人も気持ち良さそう。コロナも落ち着いた頃、混んでいなければ迎賓館内にも入ってみようかと思います。

2020-11-14 12.35.202020-11-14 12.30.07

オンラインでのインタビューの非言語情報

オンラインでインタビューをしていると、コロナ以前のリアルなインタビューがやはり懐かしい~と思ってしまいます。比較してはいけないと思いつつも・・・。

まずやっぱり画面ごしでしかも顔のみなので、アイコンタクトがばっちりとれないこと、そして相手のノン・バーバルな情報(服装とか、手元の動きとか、全身の感じとか、表情のゆれとか声のトーンとか)が少なくて、なんとなくですが気持ちを把握するのが難しく、言葉だけを受け止めるようになる気がします。既知の友人や家族とならばわかっているので推測できるのですが、インタビュー相手は初めて会う人ですので、そのせいもあります。心がつながったというか、そんな感じが得られないような心もとなさがありますね。それと、どうしても回線の状況では会話の切れ目で2人が同時に話してしまい声が重なってしまうと雑音になって聞き取れないので、ひと呼吸待つことになります。あまり声での相槌は打ちすぎず、うなづくようなしぐさで伝えようとしたりしてみていますが、これが割とストレス。話したい気持ちのリズムや、流れもありますし、、、。
もちろん聴きたかったことは聴けますし、課題に対する回答は得られるのですが、時間が余計にかかって、余白の部分が少ないというか。思わず脱線して、意外に面白いことがきけた、というような余裕がありません。

とは言え、今回は接続のトラブルはほとんどなく、調査目的に沿う話は聞けたと思いますので、担当の方が社内プレゼンできるような資料としてのサマリーを来週早々に作成するつもりです。

それから、画面共有ではなく事前に印刷して郵送した提示物(書類)を見てもらいながら進める方法は、うまくいきました。どなたも事前に開封することなく、目の前でハサミで切って開封していただきました。画面共有がうまくいくかどうか心配するストレスもなくこの方法で良かったと思いました。